鉄筋工の仕事
設計図から鉄筋の配置関係を把握し、現場に入ってきた資機材を設計図通りに組み立てる仕事です。
最終的には鉄筋はコンクリートに隠れて見えなくなりますが、建物の骨組みというべき重要な存在です。鉄筋コンクリート構造は、ビルをはじめとして橋梁・トンネル・高速道路・地下鉄に至るまで、私たちが生活し、行動する基盤になるほとんどの建築物に用いられています。
加工帳、施工図作成
元請工事事務所からもらう図面は、大工や設備などの建築関係者全体がわかるように描かれており、鉄筋工がそれをみて、現場で鉄筋をいきなり取り付けするようなことはしません。
仕様書と図面から適切な材料を選択、鉄筋の加工形状や数量を見積もり、加工場に発注したり、現場の職人が材料を見て取り付けができるように施工図を作成します。
配筋、段取り
加工工場より送られた材料を作成された施工図をもとに鉄筋を取り付けていきます。職長さんが施工図をみて、作業の段取り、または配筋の指示を行い、鉄筋を組み立てていきます。
結束
ハッカー(道具名)で配筋した鉄筋を結束(縛る)。
結束も熟練の職人にかかれば、水平垂直平行きれいにまとまります。
自主検査
鉄筋はコンクリートに隠れ、最終的に見えなくなるので、コンクリート打設前の検査はすごく重要です。職長さんが1回目の自主検査を行い、2回目のチェックは社長が自らが行います。元請工事事務所に引き渡し、チェックを重視して品質を維持しています。